CNNの大統領候補と副大統領候補のテレビ討論会にでていたグラフ

Monday, October 13, 2008
By dico
CNNのpresidential & vice presidential debatesでテレビ画面下部に出ていたグラフ。一体なんなのか、どうやってグラフの値を出しているのかとても気になり調べてみました。

グラフを表示するのに使われた機器は「The Perception Analyzer®」というもので、テレビや政治の業界(?)では長く使われている物のようです。ポジティブ・ネガティブをダイアルを回す具合によって表すことができ、それを利用してその場で番組や討論に対する人々の反応を知ることができます。

CNNで放送された第一回目のpresidential debateでは、オハイオから計30名ほどの、民主・共和・インディペンダントそれぞれのundecided votersがフォーカスグループに選ばれ、、The Perception Analyzerを使った結果がグラフになったものがディベートと同時に放送されました。その後の副大統領候補討論と2回目の大統領候補討論ではフォーカスグループのカテゴリーは女性・男性に変わっていました。支持政党で分かれていると反応が予想の範囲内でおもしろくなかったのかな。

CNN HD(CNNのhigh definition放送)では、グラフに加えてさらに解説者のスコアがライブでテレビ画面の両脇に出るというものだったようです。Wall Street JournalのブログのひとつThe Numbersの2008/9/29の記事「Scoring the Debate Live on CNN」にHD CNNの写真があります。いやはや。

でも、最初はぎょっとしたグラフだけれど、慣れたら反応が気になって仕方ありませんでした。夫はうっとうしいと嫌がってディベート中に他のチャンネルに変えたのですが、途中で「CNNに戻そうよ~」と言ったのは私。

参考
  • The Perception Analyzer
  • The Perception Analyzerのブログ
  • When Your Political Opinion Isn't Yours Alone:Wall Street Journalの、2回目の大統領候補テレビ討論会と、ライブオーディエンスのフィードバックが視聴者に与える影響についての記事。1984年のレーガンとモンデールの討論に関する興味深い調査の結果がある(討論を聴衆の反応ありとなしで分けて聞くと、レーガンとモンデールのどちらが討論に勝ったと思うかが違う)。

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