今回は、カメラを取り扱う上で一番重要なボタンの操作の感想など。
E-1では、私の手の大きさでは、メインダイアルには親指がやや届かず(正確には、届くけど前後にダイアルしにくかった)、また、サブダイアルはシャッターの上側にあるので、シャッターとサブダイアルは人差し指で兼用しないといけなかった。これが、E-3になると、メインダイアル、シャッター、サブダイアルを同時に操作できる範囲に配置された。それぞれ親指、人差し指、中指で同時操作できるのである!その状態でもメインダイアルを十分前後に操作できる範囲内にあるので、フィット感は上々。
E-1で特に不都合があったわけではないが、E-3だと二本の指で同時にダイアルを操作できるので便利(少々慣れが必要だけど)
良く使うISOボタン、AFボタン、AEロックボタン、全てが右手の指が届く範囲にあるので、ファインダーを覗きながらブラインドタッチが可能。
私の場合は、露出補正はメインダイアル、絞り変更はサブダイアルで操作に設定しているので、これで、全ての必要な操作がブラインドタッチできるのは素晴らしい。この点、体に一体化するツールとしてのデザインが良く考えられていると思う。(これが、E一桁機が気に入っている理由でもある)
私はUIデザイナー(ソフトですが)でもあるのですが、このような手にフィットするようなUIがもっと増えてくれると嬉しいかぎりです。(パソのキーボードも元祖白のMSナチュラルキーボードを使ってます。)
意識せずに操作できることによって撮影に集中できるというのは、キー配列を意識せずにコードを書くのと似ていて、私にとっては非常に重要なファクターなのです。
そのほか、撮影モード変更、AFモード変更、AEモード変更、等々その他が全てボタン+ダイアル操作で可能なのが嬉しい。これらの操作もブラインドタッチが可能なのである!メイン/サブダイアルを区別することによる1ボタン2機能は、意外と便利。何よりもボタンの数が少なくても多くの機能のダイレクト操作が可能なのが嬉しい。
再生ボタンも親指ですぐに届く範囲にある。十字キーとOKボタンも同じく親指の届く範囲内。
撮影後プレビューでは、Fnキーですぐに(2回クリックしないといけないけど)10倍拡大が可能で十字キーでスクロール可能。もう一度FNキーで一発元に戻るのは便利。
さて、唯一不満なのがワンタッチWBボタンが無くなったこと。なぜかというと、私はExpodiscを多用するのでワンタッチWBを良く使うのです。E-1のように専用ボタンがあったほうが一発設定可能なので便利で嬉しかった。まあ、Fnキーに割り当てられるので、良いとすべきか...。でも、他の機能をFnに割り当てられないから損した気分。なお、その割り当てでFnキー+シャッターでワンタッチWBが機能するというふうに改善された。これで、知らないうちにワンタッチWBモードになって操作ができない(ロックされた!?)というパニックを防げる。
ということで、ボタンの操作感に関しては非常に満足。
さて、シャッター音はというと、やや音が大きくなったかという感じ。しかも高音域が増えて、カシャ!という感じになった。
私的にはE-1のカシュ!っというやや小さめの音の方が好み。