さて、では実際に画像をクロスステッチの図案に変換してみましょう。
まず、KG-Chartを立ち上げて、メニューから「ファイル」-「画像ファイルからの変換」を選びます。
そうすると、「ファイルを開く」ダイアログボックスが開きます。
変換したい画像をここで選択します。
そして、「開く」ボタンをクリックします。(上の画像は英語版のWindowsなので、開くボタンが"Open"となっています。)
そうすると、「インポート」ダイアログボックスが表示されます。
このダイアログボックスで、図案情報を指定します。
ここでは、前回計算したとおり、図案サイズを約170mm × 260mmにしたいので、110 x 165に指定してみます。
色数は64色とします。この色数の指定は、変換時にどれくらい色を細かく計算するかの大まかなパラメーターを意味します。なので、この色数きっかりに変換されるわけではありません。基本的には2の乗数のみ影響されるので、32色か64色を指定するといいでしょう。(この点ちょっと不明確なので、次期バージョンでは指定された色数が生成されるようにしたいとは思っています。)
その他のパラメーターは適当に選んでください。ここでは、32 count/inchのリネンでDMCの糸を使うとします。
さて、ここで「OK」ボタンをクリックすると変換処理が始まり、図案が生成されます。
表示倍率を"x2"、記号とメッシュの表示をOFFにして、全体像の確認をします。
右のサイドバーの情報から、32色に変換されたことが分かります。
選択色一覧を選んで、どのような色が選ばれたか確認しましょう。
次回へ続く。